年頭の御挨拶(2024年 令和6年1月3日)
おかえりプロジェクトにご賛同、ご利用の皆様、いつもありがとうございます。恒例の御挨拶が遅くなり、申し訳ございません。
当新潟県も被災県になっておりますが、羽田空港事故を含め、命を落とされてしまった皆様・ご家族様、家屋に損壊等を被られた皆様、謹んでお悔やみ申し上げます。今なお救出を待たれている方がいる事も報道等で耳にしており、胸が締め付けられる思いです。石川県、隣県の富山県、当新潟県では、避難生活やライフラインの障害で不自由な生活を送られている方々も多く、お見舞い申し上げます。
地震発生当時から、おかえりプロジェクトの皆様にはご心配を頂戴しており、励ましになっております。もちろん、あえてご連絡を遠慮なされている多くの方の想いも、十分承知しておる次第です。
報道の通り、石川能登の地区は正に壊滅的な被害となっており、知り合いがいる自分としましても、身につまされる想いです。なので、当糸魚川市内では家屋の損壊やライフラインの障害等が出ておりますが、自宅が倒壊せずライフラインが確保されている自分としては、余震に怯えるだけで、決して被災者などとは思っておりません。奥能登は我が家裏山の糸魚川シーサイド場の第3ゲレンデから視認できる80kmの距離です。先方の受入体制が整われた際には、微力でありながらも何かお役に立ちたいと、子供たちと共に現地を目指したいと思います。
誠に不謹慎で申し訳ございませんが、やはり農村、中山間地域は日常的な備えが生活に備わっていると再認識しております。私たちはエゴで暖房は薪ストーブになっており、電気が必要な石油ストーブには影響されません。給湯こそ電気が必要な灯油式ではありますが、これまで豪雪による物流遮断を経験しているため、200Lのタンクは常に満タンを意識しており、電気さえ通れば給湯に困ることはありません。食料に関しましては、1年分の玄米ストックを頂戴しておりますし、冷凍保存しているもの等もありますので、それらが非常用備蓄となり何とかなります。水道につきましても、集落独自の水源も残っておりますし、煮沸利用すれば問題ないです。結果として多少電気には依存体質となりますが、無いなら無いで地域で助け合っていけばいいだけかなとも思います。あくまで壊滅的な状況でないための詭弁とも言えますが、自分の出身である都会に比べれば、災害に対する安心度は比較にならないものがあるように思えます。
さて余震域は能登域だけではなく、既にわが糸魚川沖にも発現してきています。この3日間以上の揺れが来たら営農どころではなくなるかもしれませんが、予知できないものに右往左往していても仕方ありませんので、粛々と春からの営農の準備を進め、おかえりプロジェクトの皆様のご期待に、斉藤農家様とお応えしていく所存でございます。
最後に、当ブログは時代の移り変わりとリアルタイム性に応じる形で更新はせず、Instagramに集約させて頂きたく存じます。
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をフォロー頂きたく存じます。
皆様からの御支持と、被災地に対するご支援にあらためて深く深く感謝を申し上げ、年頭のお礼に代えさせていただきます。
令和6年1月3日
おかえりプロジェクト
本多 俊一・佳代子・咲樹(小5)・優樹(小4)